こんにちは。以前、「LT値を向上させるとマラソンに対してどういった効果があるか」お伝えしました。コチラの記事です。
LT値とは?LT値向上すると、マラソン競技ではどういったメリットが?
今回は、LT値を上げる為の具体的トレーニングを紹介したいと思います。LT値は上げれば上げるほど、理論上ではマラソンを速く走ることができます。
どんなトレーニングをすればLT値を上げることができるのか??そんな方のための記事です。ではLT値を上げるためのトレーニングを紹介!!
LT値を上げるためのトレーニング
日ごろの練習に一工夫することで、LT値を上げることができます。
ちまたでは、ペース走 や ビルドアップ走が効果的と言われています。
事実そうなのですが、そういった環境が確保できない方も多くいるはずです。正確な距離を把握できるホームコースがない方、近場に競技場が無い方、時間が無い方・・・。
LT値を効果的に向上させるトレーニングでお勧めなのが、ジョグのペースを後半になるにつれて上げていくことです。
最初は身体慣らし程度のスピードで普通にジョグをはじめ、身体が温まるにつれて、身体はペースを上げたがるので、その欲求に逆らわずにペースを上げていきます。
すると、ペースがどんどん上がっていき、息が切れない程度のペースで安定してくると思います。そこがちょうどLTペースになります。やってみると、なかなかいいペースで走れるため、かなり気持ちのいい練習になると思います。
普段のジョグで、身体がペースを上げたがった場合、ぜひやってください。
そのスピードで、初めから走るといわゆる「LTペースランニング」になります。
しかし、カラダが温まっていない状態なので、ケガのリスクなどが懸念されます。
やはり、「普段のジョッグに一工夫加えるだけ」という練習方法をお勧めします。
LT値は難しく考える必要はない
みなさん難しく捉え過ぎなんです。LT値は練習をやった結果、上がっていくものです。
正確な数値は専門的な設備でしか測れませんし、毎回測りにいくのも手間となってしまいます。
ただ、LT値が上がったかどうか、手軽に調べる方法はあります。
それは、周回コースを使用している場合、気持ちよく走ることのできる1周のタイムを測定し、その変化を観察することです。
このタイムが速くなっていくことにより、LT値が上がったと言えます。
LT値はトレーニング次第で上げることができ、お手軽な確認方法もあるということを覚えて頂ければOKです。
クロスカントリーのコースや、起伏の大きいコースで実践できるようになると、筋力トレーニングにもなるので、より効果的な練習ができると思います。
日々変化するLT値
多少蛇足になるのですが、LT値は日々の体調によって変わります。
アバウトな前項のやり方ですと、LT付近まで上げた段階で、キツくなってしまうこともあります。
呼吸は切れないのに、身体が動かなかったり、逆に呼吸が切れてしまうといったことですね。
こういった状態の場合、LTまで上げることができないくらい体調が良くないので、無理は禁物!!
ゆったりとしたペースで走ってください。
LTペースは、気持ちよく走ることができてなんぼの練習です。
キツく感じる練習は「インターバルトレーニング」や「レペティション」や「距離走」の役目なので、LTペースの練習ではキツくてはいけません。
メリハリをつけてトレーニングを実施することが大切です。
LT値を効果的に向上させるトレーニングまとめ
LT値のトレーニングのやり方と考え方について書きました。難しそうで難しくない、重要だけれども手軽に行なえるチェックです。続けていくのも難しくないのでは?と思っています。
長距離走はなにかしらの楽しみが無いと、続けるのも億劫になってしまいます。
LTペースが速くなっていくことを実感しながら練習することを、楽しみの一つにしてしまいましょう。
ぜひとも、日常的に取り入れていって欲しいと思います。
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